映画・舞台

『いただきます ここは、発酵の楽園』こどもを自然の中で育てたい人におすすめの映画

自分は「わら一本の革命」の福岡正信さん、「奇跡のリンゴ」の木村秋則さん、生ゴミ先生こと吉田俊道さんの本を読み漁ってきた。
吉田先生にいたっては、数年前に小さな講演会に参加させてもらった経験もある。
すでにこの映画で訴える内容についてはだいたい解っていたのだが、
どんな風に映像化したのだろうか?
と興味があったので片道1時間半かけて観に行ってきた。

・『いただきます ここは、発酵の楽園』のあらすじ
保育園・幼稚園児が自然豊かな環境で、オーガニック野菜を作って、それを給食として使っている取り組みを紹介している。
その結果、健康にどのような変化が起きたのかを表現しているドキュメンタリー映画
また有機農法のカリスマ、木村秋則氏、吉田俊道氏、菊池良一氏も登場する。
各自のエピソードや畑の様子も映し出され、それぞれ大学教授が科学的に立証しているしている様子も登場する。

・『いただきます ここは、発酵の楽園』ここが良かった
有機農法と食育にフォーカスした映像が、たんたんと流されるのかな?
と思っていたのだが、それだけではなかった。

元気いっぱい・笑顔いっぱいのこども達が、自然の中で農業に取り組むシーンがファンタジックな映像美で表現されているのに感動した。
有機農法で作られた野菜や味噌、そしてそれらの健全で癒やされるような波動までを映像に表現していた手法はお見事であった。
オオタヴィン監督の映画は初めて観るが、目に見えないものを映像として見せてくれる様は
横山大観がかつて弟子達に言いきかせていた
「音を描けるようにならないと本当の画かきではありません」
という言葉を思い出させてくれた。

また、ところどころでアニメーションを使い、土の中や菌たちの様子をわかりやすく表現してくれているのでイメージがしやすい。
そして、かつて自分がこどもであった時に見えていたであろう景色も
映像を通して再現されていると感じた。

・『いただきます ここは、発酵の楽園』印象に残ったセリフ・シーン
こどもたちが、お米をいとおしそうに撫でながら、
「ここにはちいさな神様がいっぱいいる」と言っていたシーンや、
こどもたちが田んぼで泥んこになりながら田植えをしている姿が特に良かったなぁ
また有機栽培農家になった若者夫婦が「農業はいちばん人間らしい仕事だと思う」というシーンでは、まさしくその通りであると共感できた。

・『いただきます ここは、発酵の楽園』は、こんな人にオススメ
こどもを自然の中で育てたい人、食育が大切だと思っている人、有機農業を自分でやってみたい人、木村秋則さんや吉田俊道さんや菊池良一さんのファンの方はぜひとも観ていただきたい。

現在、コロナウィルス騒動が世界中に広がっており、
日本も今後どのようになっていくのか想像もつかない状況になっている。

しかし本当に健康な身体であれば、たとえ濃厚接触したとしても
感染しないのではないか?
もし感染したとしても、非常に軽い症状ではないのか?と思いたい、、、

というか、そう信じたい!

『いただきます ここは、発酵の楽園』
改めて食の大切さと、日本食の素晴らしさを痛感させる
素敵なドキュメンタリー映画であった。
興味のある方はぜひどーぞ

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