この記事にはネタバレがありますので、まだ観ていない方は読まないでください。
超面白い映画だったよ!という人は、個人による受け取り方の違いを楽しむという意味で読んでいただければ幸いです
2回目のエンドロールが出たときに、えっ?これで終わりなの?
いったいどこが面白いところなの?
これまで数多くの映画ファンや関係者が、「笑って、泣いた」とか「今までに観た映画でベスト3に入る」とか「もう3回観ているけどやっぱり面白い」などの賛辞をおくっていた
そしてあまりにも面白いので、ストーリーを語ると、これから観る人の楽しみを奪うことになる
皆が判で押したように「内容は言えないけど面白いので、是非観て下さい」との感想ばかりであった
シアターを出て、映画館のメインフロアの椅子に腰掛けて、相方に「いったいどこが面白いか、おっさんにはわからん。
それともおっさんがストーリーを理解できていないのか?」
そして自分で理解しているストーリーで間違いがないか聞いてみた
おっさんが理解したストーリーを大雑把に言うとこんな感じ
第一幕 ホラー映画の撮影を山の中の廃墟で撮影している。しかし台詞が不自然だったり、間がおかしかったり、カメラワークが変だったり・・・
でも取り憑かれた様な迫真の演技もあり、ある種の狂気をはらんでいる演技であるのだ
なんか変やけど、ホラー映画であるというのは間違いない!
そして第二幕、この映画はどのような経緯でワンカットで撮ることになったのかが明らかになる。
それにくわえ監督やスタッフが、一癖も二癖もある人たちであることがわかる
さて、撮影に入るが、撮影現場に向かう途中にできちゃってる二人の出演者が交通事故に巻き込まれ、急遽代役をたてることになる
ただし時間が迫っているので、代わりの役者を呼ぶ時間がない
そして、台詞を覚えている監督と、家で台詞合わせを手伝っていた監督の妻で元女優が代役になることになる
しかし二人とも台詞は覚えているのだが、それぞれに癖があり、そしてその癖が演技にアクセント?をつけることになる
そのほかの出演者にも癖がある役者が揃っており、なおかつ突発的なトラブルで演技に支障を起こすことになる←この辺はおもしろい
だがしかし、カメラを止められないので、その不自然さが映画にも反映されてしまう
第一幕で感じた、台詞が不自然だったり、間がおかしかったり、カメラワークが変だったり、ということの理由が判明するのであるw
そして、最後のラストシーンでは、これも突発的なトラブルで一部撮影機材が使えなくなってしまう
しかし、それをいままで噛み合わなかった出演者達が一致団結して、無事エンディングを迎えるというフィナーレであった
この映画について評価が高い人たちは
・第一幕での不自然な場面の内幕を観て笑い
・ラストシーンの一致団結でちょっとうるうる来てしまうのかなと推測した
おっさんの感想をわかりやすく例えると
「どこか不自然な手品を観ていて、その不自然な理由と手品のタネを知ったら、あっそういうことだったのね!」という程度
もちろん不自然な理由がわかることにより、面白いのは面白いのであるが・・・
そこまで絶賛するほどの面白さではないよな!という感じなのである
映画館を出て、食事に向かう車の中で相方に、
「いやしかし、これだけ多くの人たちに支持されているのだから、おっさんは、どこか重大ことが解っていないのではないだろうか?」
「それとも物語をわかった上で面白いと感じていない 。笑いの不感症もしくはどこか心が病んでいるのではないか心配になっているのだ」と言うと
相方は、「ちゃんとストーリーを理解していると思うよ。難しく考えずに、あっそういうことやったんやな、って観たらええやん」
「たしかにそこまで絶賛するほど面白いとは思わなかった、むしろ第一幕のカメラワークで画面酔いしてしまい、気持ちが悪くなったわ!」
との感想であった
おっさんは帰宅してから珍しく酒も飲まずに、いったいどこが面白いのかなぁ~?と夜中まで考えていたが結論にいたらず・・・
すこし間を開けて、もう一度観てやろうと心に誓った
おっさんはそれほど面白いと思わなかったが、
超面白いよ!最高の映画のひとつだ!と思う人は、ぜひおっさんにその面白さを語ってください(^^)
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