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前澤友作も絶賛本『お金のいらない国4』いよいよ問題の核心に迫る

お金のいらない国の紳士が、現代の地球へやってきた。しかも今回は体をおいて、意識だけの透明人間でやってきた。

そして主人公も肉体から離されて、ふたりの透明人間が現代の地球を旅する

そしてその後はお金のいらない国へ、これまたふたりの透明人間が旅をする

現代の地球でもお金のいらない国でも、透明人間となり旅することで、そこに暮らす人たちの行動にまで入り込んで、改善すべき点や見習わなくてはならない点を浮き彫りにさせています。

今回は主に人間関係や教育問題を題材にしている。

帯には、いじめ、不登校、引きこもり その原因は何だろう?

学校、教育のあり方を根本から問いただすと書かれている

今回はお金のいらない国シリーズの最終巻なので、これまでのお金のいらない国1~3よりもメッセージ性が強くなっていますよ

単純にお金がいらない=楽園ということではなく、それぞれの国の決定的違いが書かれており、それによってそれぞれの国に住む人が、幸せなのか・不幸せなのかが手に取るようにわかる、そんな内容になっています。

この『お金のいらない国4』で主張しているのは、こういうこと。

一人ひとりがこの社会の異常さ、不自然さに気づき、行動を起こし、軌道修正することによって、未来はいい方向にかえられる!

その理由として、現在の地球では経済的発展がいちばんの正義となっている。そしてその結果、経済的には発展しているが、環境を破壊し続けている。

それに対して「環境破壊をもっと真剣に向き合い自然を守って行かなければいけない」と声を上げているのは、ごく一部の人にとどまっている。

多くの人びとが環境問題よりも、自分や自分の周りの経済的問題に夢中で、その他のことまで考える余裕がない。

経済を拡大することは正しいという根拠のない旗印を信じ、とにかく突っ走る。目的のない、空っぽの理想に向かってひた走る。それが環境を破壊し、人間や動植物のたくさんの命を奪い、地球、人類を滅亡に向かわせる道であることにも気がつかずに・・・

そしてそこにはこどもの頃からの教育が関わっているのではないか?と著者は考える

具体例としてお金のいらない国には義務教育がない。しかし現代の常識だと学歴がないと良い会社へ入れない、というのが一般論である。

しかし義務教育をうければ正しく健全な人間に育つのか?

著者は現代の日本の教育は次のような弊害も産むと主張する

しかし正解を覚えればよいという教育は自分で考える力をつけない。答えはきまっているのだから覚えるだけで考える必要はない。誰もが同じ事を覚えさせられ、そこに疑問の入り込める余地はない。

また、わからないことは質問すればいいから、そこに依存が起きる。自立ができない。結果、自分が何をしたいのかわからない、することが決められないという人間が作られる。

 

確かに、人間性を抜きに学校の成績が優秀だったというだけの人が、官僚となったり政治家となり国を動かしている。

さらに、ただ有名政治家の家系に生まれたから基盤を受け継いだというボンクラ政治家も多いことだろう

 

でもその結果、この国が正常に機能しているかな?

これまではそれほど目立たなかったけど、最近ではコロナウイルスで世の中が混乱していますよね

そしてその災害等に対して日本政府が正しく迅速に対応しているとは決して言えない

というかむしろ不透明な意思決定の上、あまり適切ではない対応しかとれていないのが現状!

 

おそらく多くの人々が

「もっと税金を有効に使えよ!」とか

「自粛を要請するなら、保証もしろよ!」とか

「政治家や官僚は、国民が必死になって働き納めた税金で食べさせてもらっているのに、それを自覚して仕事しているか!」

と怒りの気持ちでいるはずです。

 

ですから、この『お金のいらない国4』で主張している、

一人ひとりがこの社会の異常さ、不自然さに気づき、行動を起こし、軌道修正することによって、未来はいい方向にかえて行きましょう!

という提言は、うん、まったくその通りだと納得したよ

 

最後に著者である長島龍人さんのnoteを紹介しときます。 https://note.com/ryujin0222

特にお金がいらない国への歩みという記事には今後の展望もかかれています。

そして楽しみなのが「お金のいらない国」の映画化。これはこの「お金のいらない国」を絶賛している前澤友作さんも出資すると思います。

彼が以前どこかで「お金のいらない国」の映画を作りたい~と発言していたのをみましたから

はやく「お金のいらない国」の映画みてみたいですねよ

 

最後に、ここまで「お金のいらない国」シリーズについての記事を読んでいただきありがとうございました。

『お金のいらない国』の感想

『お金のいらない国2』の感想

『お金のいらない国3』の感想

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